市販の筋子からイクラを作る方法

市販の生筋子

 

 

さて、ではイクラの作り方に入っていきましょう。生の鮭から取り出さない場合は、スーパーで売っている生筋子を使いましょう。うっかり「塩味の筋子・べにこ」を買わないようにしてください。食べるとしょっぱくて生臭いやつです。これだと、生筋子からイクラを作る時のようにはいきません。

 

お湯に浸して外の袋だけ取り除こうとしても、粒も柔らかいので全部ダメに可能性が高いのです。ただ「生臭さ対策」ということでは、日本酒に漬けることで多少は和らぐと思います。

 

基本的に生筋子は「腹子・ハラコ」というわけで、生の鮭から取り出したものです。ここでは「市販の筋子」を使うということなので、本題ではありませんが、筋子を取って残った鮭の身は、内臓を切り落とし、3枚におろしてご馳走になりますし、宝石のようにキレイな生筋子を取り出すときは感動的なので、これはこれで機会があったら是非チェレンジしてもらいたいものです。注意点は、とにかく丁寧に傷つけないように扱うことです。

 

約4.5kgのメス鮭からだと、かなりの量の生筋子を取り出すことができます。同量を市販されているもので換算すれば3,000円程度はすると思います。市販の生筋子でも完成品の「イクラ」よりはかなり割安です。

 

スーパーで売っている生筋子を自分でほぐして、自家製・イクラの醤油漬けを作る、というなら手間もそんなにかかりません。上手くいけば、市販の味付けイクラの半額程度のコストで食べることができます。これは嬉しいメリットですよね。